top of page

ビケ足場とその仲間たち

 

ビケ足場を厳密に言うと1種類しか存在しない。ビケ足場は、足場メーカーのダイサンが販売するくさび式緊結足場のブランド名だからだ。では、広い意味でのビケ足場はというと、数種類あるくさび式緊結足場の総称ともいえる。そこまで範囲を広げると説明が難しいので、ここではダイサンの「ビケ足場」及びビケ足場と完全互換であるくさび式緊結足場をまとめてビケ足場と表現する。

 

ビケ足場及びその同等部材を販売するメーカーは?

 

ビケ足場を販売するのは足場メーカーの「ダイサン」で、本家といえる存在。本家だけあり、細かな部材も多く信頼性は申し分なし。ただし、足場材の販売は、ダイサンもしくはその代理店のみで行っており、価格も高めといえる。

ビケ足場に適合する互換品として認知されているが足場メーカーの信和が販売する「信和キャッチャーBタイプ」だ。ビケ足場がダイサンの代理店経由でしか販売されていないこともあり、ビケ足場にこだわりを持つ職人から高い支持を得ている。

そのほかにもあるが、基本的にこの2択でいいだろう。ルートがるならダイサンのビケ足場、ルートが無ければ信和のキャッチャーBタイプ。

ダイサンのビケ足場の優位性

 

ダイサンは、ビケ足場のの本家であり、部材の種類も細かな部材を含め最も多い。そのため戸建て住宅など形状が複雑な建物にも柔軟に対応できるのがメリットだ。実際に使用頻度が多い部材はある程度決まっており、すべての部材が必要なわけではない。ただ、足場を架ける現場の特性に応じて、施工時間の短縮につながる部材が多いのも本家のノウハウといえそうだ。

足場材として優れているが、購入はダイサンの代理店経由で買うしかなく価格も高いのが難点。中古部材も少ないので中古で揃えるのは期待できない。

 

左の写真をクリックすると「ダイサン・ビケ足場」のカタログを見ることができるので参考にしてほしい。

 

 

ビケ足場に完全適合する信和キャッチャーBタイプ

 

ビケ足場に適合する足場材としてトップの人気を誇るのが信和Bタイプ(正式名称:信和キャッチャーBタイプ)だ。足場メーカーの信和は、くさび式足場ではトップシェアを誇り、もちろん信和Bタイプも国内工場で生産されている。品質の高さはダイサンのビケ足場に引けを取らないのが魅力。

ダイサンに比べ、部材は主要な部材に絞り込まれているが、施工には十分対応できるものが揃う。逆に幅500mmの踏板などBタイプにも使用できる部材もあり、平成27年7月に施行された改正労働安全衛生規則対策としても注目されている。

信和Bタイプはインターネット上でも販売されており、当然ビケ足場より価格も安い。一番のメリットは手ごろで手に入りやすいことといえる。

 

左の写真をクリックすると「信和キャッチャーBタイプのカタログを見ることができるので参考にしてほしい。

bottom of page